こんにちは、マークJPTです。
これは北九州は平尾台の奥地にある、千仏鍾乳洞の最深部に挑んだ時の記録です。

※この記事は動画もあります↓
この日は夏休みという事もあって、駐車場は車でいっぱい、うげぇ・・・

千仏鍾乳洞の入り口、入り口が巨神兵のキバみたいで禍々しい。

防水ヘッドライト(無いと攻略不可、最悪死ぬ)
GOPRO用防水ハウジングよし!(無いと撮影不可)
濡れてもいい服に着替えて、最深部目指してレッツゴー!
序盤は「まだ」楽しい
鍾乳洞の中は年間通して16℃、夏は涼しく、冬は暖かい。
この日の気温は30℃超えの夏日、駐車場がいっぱいなのも納得だ
こんな暑い日は、涼しい場所に逃げ込みたくもなる・・・

皆が涼しい格好で洞窟探索する中、私は長袖長ズボン、頭にヘッドライト
片手にGOPROという、一人だけ異様な格好をしてるので
「うわーあの人ガチだーwww」とか小声で言われたけど・・・
これが最深部に挑む者の格好だ!よく見ておくんだな!!

観光地化された鍾乳洞ではよく、鍾乳石に名前が付いてます
千仏鍾乳洞も同じく、ユニークな名前の鍾乳石がたくさんあります。
例えば・・・ 巨乳 とか


あと・・・ 初音乳 とか。


鍾乳洞の前半は、インディージョーンズに出てくる洞窟みたいな雰囲気があって
冒険心をくすぐる。奥にナチスの秘密基地とかありそう。

さらに進むと・・・入水ポイント、奥の細道に到達。
入水ポイントは特に滑りやすいので足元に注意!


どうあがいても足元が濡れるので、濡れてもいい履物を持ってこよう
鍾乳洞の入り口で履物の貸し出しもやってるよ。
私は島ぞうり(ビーチサンダル)を持ってきたけど、水の流れですっぽ抜ける事が
何度かあったので、賢い読者諸君はかかとがある履物を選ぼうね!

奥の細道から先は道が狭くなり、人一人通るのがやっとな細い道が続く。
道が細い上人も多いので、対向から来る人をある程度待ってから進むという・・・
道路工事とかでよくある、片側交互通行みたいな状況になってる。

堀サク門近辺に到着。ここで照明終わり、引き返せ!の看板があるけど・・・だが断る!

2度目の引き返せの警告、これも無視して奥へ進む。

再三の警告を無視して進む、悪い子の前に現れるのは・・・地獄への入り口。
楽しく観光できるのはここまで、この先は地獄だ・・・

地獄のはじまり ~WELCOME TO HELL~
第1関門 地獄トンネル、最深部を目指す者の最初の難関。
入り口が非常に低く、ほふく前進で進むことを強いられる。この時点で頭以外は濡れる。

覚悟を決めて、水中をほふく前進で前に進む。
水が思った以上に深く、GOPROが水中へ!防水ハウジングがなければ即死だった・・・

「頭だけは濡れずに済んだ!」と安心するのもつかの間、この先には第1の滝が待ち構える

さっきまで無事だった頭も滝に打たれて、この時点でどうあがいても全身濡れる。

ヘッドライトやGOPROなどの電子機器も、防水対策してないと水没する恐れがある。
ちなみにスマホは置いてきた。ここでスマホを水没させて
ナビも通話も使えなくなると帰り非常に困るからね。
第1の滝を越えた先は、地獄トンネルよりも低い道を進む。
天井が低すぎて、もはや四つん這いでは進めない・・・ほふく前進で水中を這って進む。

また地獄トンネル以降は、デブお断りの場所が多くて
太っている人はまず通れない。

冷たい水で体温は奪われ、体力をゴリゴリ削られ消耗し、震えながら最深部を目指す。
もはや今の自分の体を動かしているのは体力ではなく、気力だけだ。

第2の滝に到達、ほふく前進中に滝に打たれる。

ただでさえ寒さで体力が奪われ、孤独と恐怖で憔悴している中、この滝は辛い
この第2の滝が、精神的に一番きつかった・・・

試しにライトを消してみると、真っ暗で何も見えない。
もしここでヘッドライトがダメになったら帰れない、最悪死ぬ・・・
最深部への挑戦は、孤独と恐怖の戦いだ。

細い細い道を進んだ先にあるのが、最終関門 第3の滝。

これまでの滝で一番水量が多く、既に全身ずぶ濡れの体に追い打ちをかける。
水量が多くてハゲそう・・・

第3の滝を過ぎると、また強制ほふく前進。
最深部に近づくほど天井が低く、道が狭くなる・・・
長袖、長ズボンという格好で来て良かった、素肌出してたら絶対ケガしてる!

「こんな辛い道のり、いつまで続くんだ・・・」
そう思いながら、最深部を目指して進み続けて・・・

千仏鍾乳洞、最深部到達!!!
ちなみに、壁一面に張られた紙はここの入場チケットです。
こんなにも多くの人が最深部に到達したのか!!
自分も先人達を真似してチケットを張ろうとしたけど
ポケットに入れてたせいか、粉々に砕けておりました(涙)

無事に最深部に辿り着いた!けど、行きがあれば、帰りもあるわけで・・・
最深部に挑戦する者たちへ
さて・・・無事に千仏鍾乳洞の最深部に到達できたので、注意点をまとめます。
●Tip1
頭から足まで、100%全身濡れるので、濡れてもいい格好で挑む事。
それも長袖長ズボンにする事。
ほふく前進する際にゴツゴツした砂利や岩肌が普通に痛いし怪我するので
素肌を出すのはやめた方がいい。
●Tip2
次に履物。今回私はビーサンで挑み、何度かすっぽ抜けて流される事があったので
かかとの付いた履物を用意しよう。
●Tip3
そして電子機器も防水仕様にする事。特にライトがダメになると
暗黒の洞窟をさまよう事になり、最悪迷って死ぬので、絶対に防水仕様にする事。
●おまけ
まだ1時前だけど、駐車待ちの車で1キロ以上渋滞している。
連休中に来るなら早めがいいね・・・

今回紹介した場所