バイクツーリング

冬の北海道をバイクで走るイカれたイベント、年越し宗谷岬 Part4

 

年越し宗谷岬は”全く”オススメできない!!

 

さて、ここまで年越し宗谷岬を生き残るための知識や実体験を紹介してきましたが・・・

全くオススメできません。

 

そもそも”雪道を2輪で走る”という行為そのものが危ないし、下手したら死にます。

寒さで体力が奪われる中、路面に集中し続ける事を強要されるので

集中力で更に疲労が溜まり、緊張で体は強張って色々な個所が痛みます。

 

お金と手間も”かなり”かかります

スパイクタイヤの準備、バイクのカスタム、服装の用意等でお金と時間が飛びます。

私の場合、新車のハンターカブを用意した事もあって

年越し宗谷岬に費やした合計金額は100万を超えました。

 

「そんな大金かけて、危ないと分ってて、わざわざ冬の北海道を走る理由は?」

理由は2つあります。

 

1つは、4年前に年越し宗谷岬を達成できなかった心残りを晴らすため

もう1つは、冬の北海道が美しいからです。

 

朝日射す宗谷岬近辺の集落
晴天のオホーツクライン
道の駅音威子府付近の樹氷ロード
道の駅音威子府を過ぎたあたりの国道40号線

 

雪道をバイクで走るという非日常は、美しい雪道と相まって

普段の生活にはない冒険気分を味わえます。

 

確かに沢山の諭吉が飛んでいったし、準備に1年かかりました。

初日に2回コケて心が折れて、夢の中でもコケる悪夢を見て

汗びっしょりで真夜中に飛び起きる日が何回もありました。

 

それでも無事に達成できた今、後悔はありません。

 

決してオススメできるツーリグンではありません

が、もし挑戦するなら、無事に帰ってきてください。

 

年越し宗谷岬は事前の情報収集と準備が命です

貪欲に情報を集め、周到に準備します、やりすぎるという事はありません。

ダメだと思ったら途中で引き返す勇気を持ってください、生きてれば次があります。

無事に帰って、「良い思い出になったなぁ」そう思える旅になる事を祈ります。